診察の流れ
@ 初診相談
初診相談のご予約をしていただきます。
来院されましたら、まず気にされている点
をお聞きし矯正治療の必要性があるかどう
かについてご説明いたします。
次に治療目標や治療タイミング、そして費用
につきまして詳細な説明をいたします。関連
する色々なご質問があればお答えいたしま
す。 検査をご希望される方は、後日に改め
て行っております。
A 検査
一般的な検査に付け加えて、唾液(カリエ
スリスクテスト)についても調べます。顎
関節に問題がある場合は、顎関節運動の
状態を記録します。 大人の方は2回に検査
を分ける場合もあります。
B 診断
検査結果をまとめ問題点を整理致します。
次に治療目標を立てます。治療目標に到達
するためのタイミングと方法をお話し致し
ます。
成長期のお子様の場合、2期分離型の治療
計画が基本になります。
第一期治療とは主に小学生の時期になる
べくお口をバランスのよい状態に治療致し
ます。
中学生の時期は観察を主体とします。
高校生で再評価を致します。必要に応じ
最終仕上げの第2期治療を行います。
第2期治療の必要がない場合でも「親知ら
ず歯」の萌出の状況を調べ不要の場合は
抜歯を勧めます。
大人の場合、欠損や歯周病などがある時は
他の歯科医師とも連携をしながら包括歯科
治療をめざします。また費用についても
診断時に確定いたします。
C 虫歯予防について
カリエスリスクテストに基づき個別の指導
を行います。歯ブラシ指導に加え、フッ素
を家庭の中でどのように使っていただくか
指導します。
矯正治療中でも再指導が必要な場合は
繰り返し行います。
D 治療開始
装置装着時には痛みはありませんが歯が
動き出してから2〜3日は噛むと少し歯が
浮いたりします。強く噛むと痛みを感じる
場合が多いようです。
1週間程度でおさまります。
E 治療期間
マルチブラケット法では動的治療期間は
約2年です。通院間隔は3〜4週に1回程度
がおおまかな目安です。
F 保定・安定
装置を撤去すると1週間以内に後戻りを防
ぐための保定装置を装着します。以後は
3か月〜6か月に一度程度の来院になりま
す。歯石除去やフッ素塗布を致します。
この期間は長ければ長いほど好ましいと
考えています。
遠隔地に転居された場合でも1年に1度
ぐらいの来院がお勧めです。